2002年4月4日
レヴェル・ファイブ/キング・クリムゾン
「レベル」じゃなくて「レヴェル」でファイブと韻を踏む、
小数点が0.2程バージョンアップしたクリムゾン新形態の
ミニライブアルバムっていうか、連続性した時間の流れをバームクーヘン状に加工して
2001年の夏に製造した部位を切り取ってスライスした一片。
点で捕らえる事は諦め、線や面や4次元でブルトンする事。
CDの「保管場所」を考えずにそのものを楽しむ一品。
ロック・イン・リオ/アイアン・メイデン
メンバーが減ったり増えたり入れ替わったりするわりには、
相変わらずな印象しかない、やっぱハリスさんのバンドかな?
と思うよりも、どちらかというと自給自足なところが大きいような気もする。
メイデンのライブアルバムっていうと、最新アルバムをライブでどのように
料理するかって言うよりも、最新の構成員の演奏でクラッシクな曲を聞くっていう方に
最近は興味が行っちゃう、全く嫌なファンに成り下がったおいらです。スマンソ・・・
でも、最近のアルバムって満干全席?だっけ、中華のフルコースって?
あれの食後にフランス料理をまだ食いに行くような超満腹感が胃にもたれます。
昔の剃刀感が懐かしいです。たぶんメンバー全員が芸達者すぎるんでしょう。
長い曲はハリスさん、短い曲はブルース&エイドリアン組、でいいんじゃないの?
個人的には、デキッソンは、ソロのままの方がよかった(気もする)
ライブ1975/リック・ウエイクマン
アーサー王発売直前のライブ映像DVDです。
かなり以前から発売していた模様の物を店頭で発見して捕獲。
3方向、キーボードの壁に囲まれたウエイクマンさんは
リアルタイプバビル2世を地で行っていてかっこいいです。
コンピュータやらデジタル機器を積み上げて囲まれるのは男のロマンです。はい。
口が半開きで目を閉じ、陶酔し切ってキーボードを右往左往するお姿は凄いです。
イエス在籍時だと、コレに加えてサルが顎をシャクリながらギターを弾くわ、
総天然ショックなボーカリストはてんぱってるわで、
リズム隊の二名は只者では勤まらなかったでしょうという事を痛切に感じる今日この頃。
イエスの影の功労者の3名(旧Drのビルさん含めて)慰労会でもしてあげたいです。
あ、もちろんおいらの奢りですよ。そのかわりサイン下さい。
2002年3月
・吟遊詩人のバラード〜ザ・バラード・コレクション/ブラックモアズ・ナイト
「あの有名な」ブラックモアさんのサイドプロジェクトであるっていうか、
サイドであって欲しい、レインボーやなくてもいいからさぁな、
ほぼアコースティックな中世音楽ユニットの新作。
だと思ったら、既出なバラードちっく曲ばかり集めた癒し系CDであった、がっくし。
でも、ターンテーブルに乗る機会が最近多いCDである。
一般の方々にもスルッと薦める事の出きる一枚。BGM代わりにもお勧めって失礼かな?
どちらかというと、アルバムの方を買っていただき、曲の移ろいによる展開を、
月明かりの下、軽食でも取りながら楽しんでいただきたいとうか、おいらがそうしたいです。
でも、老け込むにはまだ早いですよ!リッチー師匠!いい「ロック」ボーカリスト急募。
・ナイト・アット・ジ・オペラ/ブラインド・ガーディアン
実際のところかなりお久しぶりなニューアルバム。
引っかかりのあるスピーディな展開と男声コーラスが印象的な初期のアルバムとは
うって変わって、最近は聞かせるアルバム構成と正統派HMの一人者としての
バンドサウンドの変貌が、いいんだか悪いんだか微妙な個人的感想である。
過去の思い出レビュー(日付不明)
RICK WAKEMAN :RETURN TO THE CENTER OF THE EARTH
っていうか「キーボードの貴公子、再び(25年ぶり)地底探検る。」である。
もちろん”あの”地底探検が原作となっています。
んでナレーターはパトリックこと「ピカード艦長」なわけで今風に述べるところ、
マストアイテムなわけである。
個人的には「若いもんが勢いで作った」的の旧地底探検の方が好み、
というか70分超という長丁場にだれる。(英語のナレーションわからんし、
このアルバム聞いて原作読みたくなるような歌詞でもない)。
で超個人的今回の聞き所はウエイクマンのナルシズム全開キーボードでも、
オジーとトレバーのハードロック組のゲスト参加でもなく、実は
TRACK6:誰かそこにいるのか?におけるボニー・タイラーさんの
熱唱であると思う。
地底世界にすむ孤独な巨人の独白を、現代に生きる我々の心情と
オーバーラップさせた歌詞?を錆びた声(失礼!)で叫ぶも、煮えきらない
所に(以下略)。良い曲、いや歌声である。
ところで、ボニー・タイラーさんって何奴?
ちなみに発売はEMIクラシックからでジャンルはポップスだそうです。
70年代だったらこーゆうのは「ロック」の一言で片付いたろうに...
Cathedral :Caraban Beyond Redemption
現在唯一のミーハー的べたぼれグループ。
いいです。今年の一番良アルバム即決決定!!!!わーいパチパチ
6月11日(金)は新幹線でレッツ・ラ・ゴー・ツゥー・アメ村!
どこが良いかはまた後ほど。まーぶっちゃけた話、センスが良いわ。