あそぶゲーム展stage2(かがわの巻)

去年の夏のstage1に引き続き、ことしも開催ということで行ってきました香川県。

前回では今の定番ゲームとは様相(アーケードでコインを入れてどころか一人用が前提でもない)が全く異なる古典ビデオゲームが、子供たちにプリミティブな体験として楽しまれているのが大層驚いたんである。俺がやってきたゲームの流れが時代と共に消費されるものではなく、時代を超えるものだったんだと。そして今回の「ゲームセンターVSファミコン」編こそ、自分が青春時代のことごとくを削ってやってきた、あの時代なのである。
学術的意味合い?そーゆーの抜きにして、いわゆる訳知り顔だらけのレトロゲームに強いゲームセンターでプレイするのではなく、知らない人がどういう反応を示すのか、ようは当時のゲーセンと一緒の空気を、ぜひとも確認したかったのだ。

ホントは高知県の四国自動車博物館に足をのばしたかったのだが、日程的に日帰りは完璧に無理なんで今回はスルー、讃岐醤油画資料館は道中なんだが定休日にガッチンコと、まぁ現地行ってから旅程考えるかーてな感じで出発。

先日の大雨の被害はJRの運行だけではなく車両編成にも影響を及ぼしており、電光掲示板テキストに「トイレ車両ないよ」てな注意がエンドレス。こっちから西は乗車時間ながいもんなーと、春にいった長崎への青春18きっぷ鈍行旅行を思い出す。まぁアレはアレで楽しいんだけどね。

瀬戸大橋を超えて高松駅に到着。え、雨模様?連日の酷暑から晴天前提な脳内だったのでびっくり。まぁ濡れても気にしないし逆に涼しくていいや。そして香川に上陸とくれば駆けつけ一杯。去年はお休みだった「味庄」へ。素で注文方法が謎でキョドってしまうが、店員のおじいさんに指示受けぶっかけ的なものを頼む。店内みると地元民っぽい方でもふつうのかけうどんってなチョイスのお客さんもおおいのね。昆布だしのつゆでした。一年ぶりの本場の歯ごたえに満足。

味庄。朝の10時なのにお客さん一杯である。観光客よか原住民てな比率にさすがの香川県を感じる。

そしてe-とぴあ・かがわへ向かう。展示内容は、まぁ、図録買って。充実の内容。
付録のゲーム年表の1990年以降の社会状況対比が「コギャル爆誕」以上に相応しい事件が思いつかなかったのか虚無。いや、津波とか政権交代とかあったぢゃん?いや、コギャル偉大だけどさ。。。

老体に鞭打って登場の「アフターバーナーⅡシングルクレイドル&アウトランデラックス」の両筐体はプレイアブル時間に縛り。展示のみでも仕方がない状況なのに、少しでもプレイ体験して欲しいという運営側の努力に敬礼である。ひさびさの「ホンモノ」のアウトラン、楽しかったよ。当時は50円との対価でプレイしてた必死の自分には判ってなかった、え、ムービングこんなに動くんだ!てなのに初ビックリ。

客層は小学生低学年がほとんど。だいたいのゲームがプレイすれば判る系なんだが、なんと疑似3Dのスペハリが理解できない子供多発で不人気。操縦桿がリバース設定なのもわかりにくかったのかもね。
グラディウスとリブルラブル、コレが理解不能なのはしゃーなしだな。
あと、マーブルマッドネスも不人気。なんで?トラックボールが謎用途なのではなく、たぶん「自ら攻撃できない」ってのが不評なのかもしれません。


そして、俺のゲーム(どんなけ俺ポジション尊大なんだよ?)「ダライアスⅡ」純正2画面筐体なんて当時以来だよなぁ。今は亡き関大前キャロット。関大前ジョイランドで3画面してキャロットで2画面をするのが日課であった。パワーアップ勲章を画面上方で出現させると下方向に浮き、自機ショットの弾切れもしにくいので派手で好きなんよね。ステレオスピーカーも耳に近かったりと2画面筐体も良いトコあるんすよ。
というか、大人気。行列。自機が大きくてわかりやすくて、2画面にバリバリ自機ショットが発射されるの超絶わかりやすいビジュアルなんだよなー
どことなしにゲーム筐体も子供に囲まれて自慢げなオーラを感じる。ゲーセン稼働時は入荷時は目立つ場所に設置も、撤去前には便所横が定位置のゲーセンがほとんどだったもんな。
そんな感じなんで、順番待ちができたらその面BOSSで終了、もしくは乱入していいよ?ってプレイしてたんで、クリアはできなかったが、大好きなダライアスⅡがいまでも大人気なのが、全く無関係者な俺も鼻が高い。当時の開発資料も楽しい。


すぺしうむ光線はアカン。

最終日なのかどーなのかはともかく、当時のゲームが子供たちにいまでも大人気な光景。考察に値する歴史的価値。それでゲームばっかやってて冴えないおっさんになった現状も少しは救われた気分になった。ような気がする。
ちなみにもう一つのテーマ「VSファミコン」80年代においては確実に「アーケードの劣化クオリティがとりあえず家庭で遊べる」が売りであった訳で、それが変わったのってドラクエよね。ゲーセンでできないゲームという意味ではPC用よね。光栄のシミュレーションとか大戦略とかさ。あと「えろげ」な。こーゆー場所では話題にしにくいが。

風営法なんかの都合でプレイアブル展示にすると、入場料がアウトてな現状法制度もアレだが、それでも入場無料にして、こんなしっかりした展示をしていただき去年に引き続き感激である。ありがとうe-とぴあ・かがわ!サンキュー

で、久々にカメラを手に出かけたので、四国のイイ感じの街並み的なのを調べてみると、香川県だと高松から海沿いに東にむかった「引田(ひけた)」が江戸時代末期な港町の風合いでいい感じと調べがとれたんで、さぁ向かうか!と時刻表を見るに電車は今から一時間後、しかも所要時間1時間。合計2時間。。。今日はやめとこう。なので高松でどうにかならんかと調査るに「高松平家物語歴史館」てなおもしろ蝋人形の館が、なんとか徒歩圏内にあるそうなんですわ。


高松城を東に。向こうに見えるは泡の国。

高松城を迂回し、海沿いの歓楽街を遠目に東にあるいていると「手打うどん 麦蔵」てなお店に行列が。とりあえず並ぼう。うどんなのに行列がぜんぜん減らないし雨は土砂降りでだだ濡れになるわでイラッとするも、30分ほどかかって店内に入ると納得した。従業員のみなさん全員必死でやっておられる。ここの定番メニュー「ざるうどん+かしわの天ぷら」が手間かかりすぎなのである。うどんを茹でてヌメリをしっかり取り、天ぷらも作るのである。無理がある。しかし美味しいから並ばざるを得ないのである。
店舗レビューに店員の愛想が悪いとか書かれてたが、忙しいからしょーがないし、自分は食券の半券が行方不明てなオペレーションに巻き込まれたが、その際は、店員さんたち笑顔で愛想よく大丈夫ですよーって対応して頂きました。そんなことより、しっかり絞められた麺、そしてふわふわ天ぷらに大満足。そうそうレビューには値段が高いとかもあったが、この天ぷら、単品で頼んだら500円オーバーな量とクオリティーなんで、720円ー500円=220円がうどん大と考えたら安すぎだろ。もちっと値上げしよう。また来たい店である。かしわの天ぷら必須。うどんは並みにしとかないと食が細い人には厳しい量である。大満足。

だだ濡れ&満腹で「高松平家物語歴史館」に到着。完全観光客目当てな蝋人形館で、自動車でないと困る立地条件が謎なんだが、観光バスのルート観光目当てだったのかなーとか連想。パンフレットには「日本最大のろう人形館」と堂々と印刷されているが、今後日本で新規の蝋人形館が建立されることもなかろう。。。まずは1Fの四国の偉人コーナー。いきなりの空海に蝋人形というよか仏像である。定番超有名人以外ではイラストレータの真鍋博さん。高知関連で政治家が山盛りだが、教育施設でもないしなんでだろ、補助金?
2Fに上がると平家物語。読んだ事ないが、まぁだいたい歴史の授業どおりなのでアレである。


さいきん義経ちゃんが男か女かよくわからなくなってきた脳。くるくるまわる源平討魔伝(namco)のほうがだいたい史実。


法力パワーで立ち上がれ仏像!


波動パワーで島流し!


セックス&バイオレンス!


平家の拳は諸行無常!(CV:千葉茂)

土砂降りっぷりに帰り道にコンビニでビニール傘を買う(500円)が、タクシー1メーター区間なんで間違えてるな~とか反省。

ことでん。まるくて愛らしいフォルム。

ずぶ濡れだし、今日はそのまま帰るか。おっとその前にうどんうどん。
去年も食した高松駅前のチェーン店「めりけんや 高松駅前店」いや、もうほんと、ここでいいよ。ふつうにおいしい。

つぎはまたゆっくりクルマで回りたいな四国。前回の四国一周旅行から20年ちかくたつのか。。。
でも回るならやっぱ旧ミニではなくグランツーリズモな車がいい。でも外車だと古い町並みには横幅が厳しいのよね。