アーリャマーン

TSUTAYA勤務のかんちゃん氏が、おもろそうなDVD入荷してんとの報告、「アーリャマーン」ってなインド映画らしい。アーリャマンってな「マン」ではなく「マーン」なので、こういう固有名詞な名前であることに注意してほしいが、そんなに注意しなくてもよいでしょう。んな感じで深夜1時より雪崩式鑑賞会に。
アーリャマーン
DVDのパッケージはスターウォーズのあのポスターをいやがおうにも感じさせものの、絶妙にSFチックでないのが微笑ましい。本家の金色と丸いのをミックスして3で割ったような銀色のロボットは、中の人の存在感が強すぎ、気配をビンビンと感じることが出来る。ちなみに動き方は皆さんの予想通りだが、特撮シーンではその延長線上を斜め上にいく機敏さを見せる。
インド映画ということなので突然踊りだす。でもってチープでサイケかつ低予算SFとなれば、OST(御先祖様スタートレック)のような雰囲気でミュージカルか!と期待していたのだが、爺が延々と語る。画面転換も殆ど無く45分ぐらいバックグランドやらアーリャマーン出生の秘密やらを爺が語りまくる。これは異常事態と、業者向けパンフレットの説明を見ると、長編TVドラマの編集版らしい。
ストーリーはありがち(な割には長い)なんで、超編集で単純化しミュージカル部分をバンバン増やしてもらった方がすっきり見れたのではと思います。DVDのパッケージデザイン、かつインド映画って時点でこれをチョイスした人種がストーリーに伴う感動を求める訳ないのでは?ちなみにダンスシーンは映像特典のパパイヤ鈴木のみだったり。
途中で睡魔に襲われるほどダレて来たので、音声を日本語吹き替えにすると、悪の総帥(仮面は被ってないがおそらくベイダー卿?)の声がシャア=アズナブルなのにお間抜け&冷酷でなかなか愉快。現地スワヒリ語の歌謡シーンは全く無いので吹き替え版を強くお勧めします。所々スターウォーズのオマージュ?が出てくるので、それを探し苦笑するものよきかな。助けるのがお姫様じゃなくって、両親ってのがインドっぽい感じがします。
これはエピソードⅠなんでストーリーは全く完結しないのはともかく、区切りとなりそうな局所なイベントすら解決していません。エピソードⅡも出る予定ですが、どーせ話自体も有って無いようなものなんで、学芸会的お笑いスターウォーズを売りにするより、インド映画っぽさをもっと補充し前面に押し出した編集を期待します。
そーいやキャッチコピーが「今、インドは宇宙で熱い!」なんですが、クラッシャー☆ジョーのアニメを思い出したのは私だけで十分でしょう。