先ずは結論。
「ソニーのヘッドフォン一体型防水ウォークマンは尖った単機能製品だが、刺さる人には致命傷!」
アマゾン(このウェブサイトでアフェリエイト申請したら拒否られた。クソッ!)
最近深夜をLet’s Running。そのお伴に「ヘッドフォン+ipod shfulle」で音楽聴きながらなんだが、10年近く手荒な扱いや大雨ざざ降りに耐えがむばってくれてた第二世代ipod shuffle君もとうとうUSB接続が認識されず実質的にお亡くなり状態。ここでipod shuffleをばいまさら新規購入するよか、いつも持ち歩いてるiphone7を母艦にBluetooth接続できるヘッドフォンを購入すれば、これまでshuffleへの面倒なitune経由の曲転送(全て転送以外の操作が最近のituneはクソってるのよ)やipod充電の手間なんかがすべて省け、ヘッドフォンのコードの煩わしさ、かつiphone7からヘッドフォン穴が消えたリカバリも万事解決!と、今、世界一イカす安価なBluetoothヘッドフォンを求める旅が始まるも速攻挫折した!!
なんでって?
使用中の2013年に購入したヘッドフォン「ダイナミックオープンインナーイヤー型。MX560のネックストラップタイプヘッドホン」
https://www.amazon.co.jp/gp/product/B000VRBLLE/ref=oh_aui_search_detailpage?ie=UTF8&psc=1
当時コレをチョイスた理由がちゃんとあるんよ。外の環境音(車とかの接近がわかるようにね)が聞こえる「オープンエア」タイプのヘッドフォンが2013年の時点ですでに絶滅寸前であり、1万円以下ではコレしかなき状況。
そんなオープンエアタイプですが、Bluetoothヘッドフォンはカナル式以外の選択肢ほぼ皆無。
※当時も今も1万円オーバーな高額製品にはラインナップあるんすよ。でもソレは汗かいたり運動でも耳から外れにくいといったスポーツ用途ではないのよ。ちなみにiphone付属ヘッドフォンでもいいんだが、アレは耳から外れやすい。今使用してるネックストラップもそれの解だったりする。
しかもカナル式は、耳を塞いでしまうので、外の音が聞こえないに加え、コードの擦れ音がめっちゃ耳障りになるんで、ランニング用にはホント不適当。ジムはともかくこーゆーのして外走ってる人はたぶん音量爆上げしてるにちがいないっぽい。コワイわ。
しかもBluetoothモデルって、リモコンはまあ便利だとは思うも、スマホ着発信なんかにも対応しててボタンの押し間違えで発信しまくったりと、うん、そんな余分な不便機能は不要ですわなぁ。もう完全に購入意欲萎えた。ipod shuffle買おう。そんなに高いもんでもないしヘッドフォンは今使ってるのあるし。
そんなんでいろいろ調べるにソニーのウォークマン、完全にipodに殺されるべきして殺されたアレ(曲転送に専用ソフトが必須だったりファイル形式が独自規格だったり容量が微妙で高額だったり云々)が、まだ、なんと現役らしい。
期待はせずに、ヘッドフォン一体型なスポーツ防水モデルのスペックを見ると、なんか変態進化を遂げ、防水・海水どころかプールで泳ぎながらプレイ推奨とか、え?なコトに。使わんけど。
ヘッドフォン一体型ならコードの呪縛から解放されたい当初のBluetooth化の恩恵もあずかれ、耳掛式なんで運動中もがっちりはずれなさげ。コレいいやん。と思うも、なんと、まさかのカナル式との記述が・・・
だが、さすがのスポーツ専用モデル!なんと「外の音を補聴器の要領でマイクで拾い、再生音声とミキシングする事で、車の接近や会話が聞こえる」ってなビックリドッキリオモシロ機構が搭載されているでわわ!加えてBluetoothヘッドフォンではやはり通信の都合で電池があんま持たないてなのも、このウォークマンなら12時間!
ちと当初の予定からすると高額な買い物にはなったし、身に着けるモノなんであうあわないもあるやもししれん。が、このコンセプトに金を払いたくなったよ。因みに4GBモデル。8GBパンパンに詰めても選曲をこまめにするようなモデルでもできる仕様でもないしね。
・走りながら使ってみた。
ランニングなレベルでは外れないイヤーフック。頭の後ろを通すコード(というかワイヤー)の擦れ音は全く気にならない。ヴォリューム調整の上げ下げの諧調もなめらか、最小レベルならかなり小さい。
んー、だがー、しかしー、カナル式の宿命で、足音がめっちゃ響く!
これなんだが、カナル部分を耳穴に押し込まずに、載せるような感じで装着すると全然気にならなくなりますよってに。まぁ音漏れはするが、歩き走りながらだと迷惑にもならんでしょ。この装着なら外の音も普通に聞こえるので、電池消耗が激しいとの噂なミキシングもOFFれるしいいんじゃないでしょうか。イヤーフックもしっかりしてるんで、外れて落ちる、ズレるような感じは全くありません。まぁこの辺は個人差でお願い。
・操作方法
片側3個合計で6個のボタン、それぞれ、ふつう押し、長押し、ダブルクリックで操作します。うん、マニュアル読むと難しそうだが、慣れる、慣れた。電源ボタン、再生開始/停止、曲送り(アルバム単位はダブルクリック)、ボリュームは独立してるボタンなんで、ホント問題ないし間違いもないです。コレには表示モニタもそもそもないんで聴きたい曲を探すってな事もないしそんな使用方法も想定してないし。
一応電源ONや電池残量警告用にLEDが一個ついてます。
電源ON時や再生開始や曲送りなんかをすると女性の声で「パワーオン」とか発声します。耳障りな音声でもヴォリュームでもないのでいい感じかと。この辺が中華Bluetoothヘッドフォンとかだと、まぁ、微妙らしい。さすがのソニーである。
・曲転送
PCにUSB接続するとドライブとして認識され、musicフォルダにドラッグアンドドロップで曲が転送できます。itune画面からもドラッグアンドドロップでいけます。めちゃ便利。
ファイルのMP3タグみててアルバム単位でのスキップ操作(曲送りボタンをダブルクリック)なんてのも可能。フォルダ単位で管理してるなら、ウォークマン側でアルバム/フォルダの切り替えが可能。ただしシャッフルはmusicフォルダ以下のファイルすべてが対象になっちゃうぽい。
まぁ、このウォークマンの使用用途から考えるとコレ以上機能がふえて操作方法が複雑になるよかこれが最適解。聴きたい曲が明確にあるなら、その曲をサーチする操作方法を追加するよりも、その曲だけ転送しとけやってな対応が現実的かと。
・音
めちゃくちゃ良い訳ではないが、AVメーカーとしてのソニー品質は最低限満たしてる感。ちなみにiphone純正ヘッドフォンよりはいい音だと思います。ダイソーの300円のは速攻捨てた事がある程度の耳です。高音はまぁまぁ良い。低音は若干籠りぎみ。弱いのではなく分離が悪いって感じかな。まぁ運動しながらなら全然OK、外出先での時間つぶしや電車乗車中で聴くレベルなら合格かな。
まぁあんま高い評価はしてないんですが、防水機能を生かして入浴中も使ってます。防水スマホのスピーカーよりはいい音で聴けるのでちょっとした幸せ空間になります。
ちと残念なのが、就寝時にBGM替わりにアルバム単位で音楽をかけてそのまま寝落ちるんですが、このヘッドフォン、カナル式だけあって耳栓がわり(住居が国道沿いなんで車の音が気になるんよ)にもなるかなーと試すも、曲がリピートで電池切れるまで流れる仕様なんで、寝れません。まぁしょうがないです。コレは。
・外音ミキシング
設定(というか実質ボリューム)は三段階。最大にすると普通に耳で聴くよりも大きい音で聞こえる。これ自体は想像通りなんだが、その音が音楽にミキシングされて聞こえる感覚は、これまでに体験しえない状態なので、おもしろい。おもわず笑う。
ちなみに音楽再生を停止しても、電源自動OFFまでの30分間はいわゆる補聴器として機能しますわな。ミキシングのON/OFFはボタン一つなんで、購入前に触れるならいろいろ試して欲しいところ。
=結論=
運動時に音楽を聴くという意味ではほぼ完ぺき。あとは使用者のスタイルに合うかどうか。俺はドンピシャだった。おまけになったが風呂場で音楽が気楽に聴けるのはいいね。
結局ソニーの強みって、今回のコレなら、完全防水マイク補聴器付きオモシロ独自ハードも開発できるし、小型化や長時間稼働バッテリーや再生チップやヘッドフォン部分もまぁ全うなモノを調達して組み合わせられるってな、基礎体力の強さ。が魅力だと思うのよ。前者も後者も単品ならいまやソフトウェアでなんでもできちゃうしハードウェアも中身は共通だったりするグローバル化なんで中華メーカーでもできちゃうご時世だとは思うが、コレらを猪突猛進コンセプト一直線かつ高レベルの組み合わせ技が発動できるのは、日本の家電メーカー、それもソニーだけ。だと思います。