はんざきフェス!

岡山県は湯原、西の横綱と称されるがあんこ型なのか筋肉型かは不明なもののスケールのデカさが有名な混浴露天風呂がある温泉街。

・ルールを守って、くれぐれも縛り首にならないように!
http://www.net626.co.jp/sinan01.html

また、はんざき(大山椒魚の地元民呼称ね)マニヤックス的にはこのあたり一帯はふつーの清流にはんざきがごろごろし、実際に大雨で下流にながされて屯っているはんざきたちを元の配置にもどすボランティア活動もあるってぐらい、まぁ天然記念物な地域なんである。

ここ湯原温泉敷地内でも「オオサンショウウオ保護センター」てな施設で数匹のはんざきさんが水槽で飼われておりますし、ほかにも県内では過去にウラン産出が行われていた人形峠のアトムサイエンス館の野外水槽でも飼っていました。(2011年に確認)原子力イケイケ系施設でいい感じなんだが、併設の人形峠の歴史とウランめちゃ安全が学べる展示館は閉館の模様。他にもいろいろあるが、京都水族館が水槽もキレイで見るには一番いいかなー

・アトムサイエンス館
http://www.pref.okayama.jp/seikatsu/kansei/atom/atomscience/index.html

そんな湯原では昔々に彦四郎さん、なんとなーく大きいはんざきを退治しちゃってから、祟りでタイヘン!まぁ祀っちゃおうてなニンゲンさまの適当な所業が成り立ちな「はんざき祭り」ってのがあったのぢゃ。

・デイリーポータルZ:ハンザキ祭りでハンザキ山車をひっぱってきた
http://portal.nifty.com/2010/08/11/a/

この記事を羨望のまなざしで読み、ここ数年ずーっと気になるも、地元民密着型フェスティバルゆえ8月8日固定と祝祭日おかまいなしなしな日程で、車で3時間ぐらいと仕事終わってから駆けつけ無理てな距離もあり、なかなかお伺いする事が叶わなかった夢(ドリーム)フェスにとうとう参加できる!無職最高!

・はんざき祭り|岡山県・湯原町旅館協同組合
http://www.yubara.com/infoclm/infoclm-1337/

この祭り、前夜祭&本祭てな二日間構成だが、同行はんざきフェチ者もおり、宿泊ってなわけにもいかないんで前夜祭は泣く泣く切り捨て、本祭に焦点を絞っていくことに。なんだが、前夜祭の「おかやまサンショウウオの会による夜間調査会」は、みたい、みたいが、、、くっ!

基本、本祭は夜間なんで、道中にて時間調整も兼ねて岡山県は大量殺人のメッカ(メッカてな単語と大量殺人てな紐づけに深い意味は御座いません)津山市の一押しスポット「つやま自然のふしぎ館」に。
あ、普通は津山といえば、B級グルメ「ホルモンうどん」やB’zの中の人の実家の化粧品屋さんや春は津山城の公園の桜が有名だったりしますが、ここのホルモンうどんは、まぁ、ソウルフードつーよか町おこし的な意味合いが強いような。喰らうなら中国自動車道をもちっと東に上がって「佐用」に行くと専門店がわらわらあるしどのお店も美味しいヨ!

・つやま自然のふしぎ館
http://www.fushigikan.jp/fushigi/index.html

以前は「津山科学教育博物館」と称していたココ、初代館長の趣味がばくはつ(いや、地元の教育にめちゃくちゃ貢献しているいよね)した手作り感あふるる感じがさいこうなスポットであったが、没後のリニューアルにより、ちと科学検証に問題がありそげ、時代にそぐわない雰囲気の展示がかなり撤去されていたが、このテイストこそ重要なのに気が付かれたのか理由は謎ながらも以前の雰囲気がかなり取り戻されていたような気が。まぁ館名が「自然」と銘打ってる以上、風俗歴史な展示、昭和の電気製品や化学機器なんかの展示は流石に消えちゃってますが。

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人類マジ反省。

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「全くデラックスなものです」この言葉は大切にしてゆきたい。

まぁ下調べなんぞせずにサクッと足を運んで欲しい博物館である。併設の歴史民俗館もおもしろいよ。


で、17時夕方頃には湯原到着~この時間帯なら、祭り会場近辺である市営駐車場こそ満車ではあるが、はんざきが見られる保護センター横の湯原振興局の駐車賞は全然駐車でけるよってに。またこの駐車場は、祭りハイライトでもあるはんざきねぶたの格納庫およびスタート地点なんで、今日の為におめかし済みな山車やねぶたをじっくり鑑賞できるよ。てか会場まで川沿い&温泉街の風情を楽しめるので、ここのが正解だと思います。

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保護センターのはんざきさんたち。
日本固有種なんでぬめっとした感じではありません。

川沿いの道では、山奥の空気の涼しさを。温泉街に入るとちと寂れた感のある温泉街にも、今日ばっかりは年に一度のお祭りに人がたくさん集まり張り切っている、といった雰囲気がなんともいい塩梅である。

はんざきの水槽展示が行われているはんざき展示ブースにはアノ大統領のお姿も。

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さすが世界の(実質)帝王。素手で天然記念物を触ってもイエス・ウィ・キャンである。

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はんざきさん、シン・ゴジラ顔だよね。手足のでたらめな構造もステキ。

観光客向けなお寿司屋さんでそば定食、観光地なのにリーズナブルなお値段で付け合わせのおいなりさんもおいしい。地元民も入店してはビール&おつまみなな流れでいい雰囲気である。

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入店したのはこのお店ではないが、看板ロゴ中央の「おてもと」が誰でもウェルカムよ!をかもし出しておりいい。百獣の王ライオンがここまでフレンドリーなんだゾ。コーヒーも出すゾ。このお店ん割りばし袋やおしぼりにこのロゴがそのまま印刷されているのかも気になる。

最近の温泉街ではお約束の「足湯」施設がところどろに。
真新しい清潔な足湯に長時間運転の疲れも流れてゆく~
てな訳で日帰り観光でもサンダル的な履物とタオルもって行くのが吉。
てか中国人観光客さまたちよ、んなとこまで遠路はるばる観光においでなすってポケモンGOに加油されておられてなのはお金もちの余裕なのかえ?(この通りポケスポ多数)

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たくさんの屋台もフルーツスムージーとか最近の流行をおさえた最新モード。

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お祭り広場では、歌謡ショーが。山車&総踊りはもう到着済み。

演歌歌手、渡辺要さんショーは、歌詞のサビを湯原っぽい替え歌するなぞ巧みに観客を盛り上げる。さすが。師匠の持ち歌、お約束の「MA・TSU・RI」で観客のボルテージも最高潮!ニッポンのDNAだわ。

そしてはんざき小町の登場だだ!

・岡山県湯原温泉郷「はんざき祭り」ありがとう!! : 半崎美子のブログ
http://blog.excite.co.jp/hanzakiyoshiko/22375259/

なんだが、緊急放送が響き渡る!
「はんざき調査隊が橋の下でおおきいハンザキ確保!」
え、今日もそんなのやってたんだ&生で天然はんざきがみられる!
ヤバいテンションでお祭り広場を後に。

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はんざき獅子舞&はんざきねぶたとすれ違う。ねぶたは細い路地にぎっちぎちな大きさで迫力あるよ。

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橋の下からねぶた通過を。なかなかに幻想的な。

橋の下に集まっている人々を見つけて向かうと、サイズ測定用の筒にみっちり詰まった衝撃的なはんざきさんのお姿が!

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調査員さんの持ってるのが、はんざき内部に注射されてる個体識別タグの番号を表示する機械。

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収まりがいいのかぜんぜん動かない。
調査員さん曰く、挙動わかってない人はパクっとかまれちゃうらしい。です。


ごくろうさま。バケツに移され体を伸ばす。

うわー天然だー!でけぇ!かわいいい!とか眺めてたら、調査隊からまたもや捕獲てな報告が!

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おなかがぽっこり、なんと妊婦さんだそーです。

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これで50cm。さっきの大物っぷりがすごいわけです。

温泉街のど真ん中でこーゆー感じで生息しているのが、なんともなごむ。

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さようならーいいご出産をー(川にドボンと戻すも、その場からぜんぜん動かない・・・)

最後はお祭り広場に戻って花火鑑賞。山間なんで煙が籠るも、そんなこじんまりとした花火もオツなもんである。餠投げは私ら部外者が参加するのもアレなんで帰還~

とにかく天然とれたてのはんざきさんが見られるこのフェスティバル、神すぎる。
来年も絶対行くぞ(無職なら)
てか、温泉なんだし泊りがけがいいなぁ。この周辺には、こう、微妙にいい感じの温泉街おおいんで。
個人的なおすすめは奥津温泉。土産物屋や軽食店はすべて廃業済みな温泉宿のみの静かな感じが最高!
受動的に楽しむのは難しい岡山県だが、のんびりするには最適。てか関西人には乳製品にこの地名が加わるだけでヨダレがとまらなくなる蒜山(ひるぜん)高原がご近所でしたわ。