ノーガード徳島。

どーでもいいお付き合いでどーでもいい知らない土地に行くだけでも、人間ってこんなにもインプットがあるもんだなぁと俺が覚えておくための雑記de日記帳。休日は外出しようぜ。

2012年7月14・15日の土日の出来事。

日和佐。書き出し1語句目いきなし変換できないマイナー地名ましてや徳島県。お隣さんが日本人大好き炭水化物うどんや起業系怪しげ人材に大人気な坂本竜馬とあとはみかんでメジャーな階段を上りつつある四国ではもはやオマケっぽい存在感。強いて言えば阿波踊りだが全国的にはよさこいに染まり、すだちは食物的には補助魔法しいていえば土属性なマイナーポジションが現状の徳島を的確に表してはいないだろうか。

そんな徳島県でハーフトライアスロン。そして参加者のみな御一行。なので競技後帰宅の自動車長時間運転は結構危険を伴う!の三段論法エウレカにより、帰宅するまでが競技ですなスローガンの元、車の運転手としてサポートボランティアに任命された俺であった。

行きしなは淡路島や鳴門海峡の風光明媚な景色を助手席で眺めつつの優雅な展開も、四国上陸時には昼飯難民な時間帯に突入となり新鮮な魚介類は諦め、最近流行の徳島ラーメンなるものを食す事に。徳島経験者より「東大ラーメン」が有名店だそーなのでグーグル様にお問い合わせるに、チェーン店展開、しかも徒歩圏内に複数店の過密ぶりを確認し道中近隣のお店をチョイスも店内にて順番待ちとなる本当に人気店なようだ。

地元姫路にも徳島ラーメンの看板を掲げるお店にて、若干甘みを感じる醤油とんこつに黄色いもっちり麺な組み合わせは好印象なのを体験済み、そうそう地元民なら西脇ラーメンのお味で共感を得られるようなニュアンスをもう一寸主食方向に振ったようなお味である。どうも西脇ラーメンっておやつな印象があるのよね個人的には。

で、本場の徳島ラーメンとのご対面。なんだが、すごく、塩っ辛い、んですが・・・おいしく頂けるレベルなのでコレが通常運行かどーなのか悩むレベルに塩味。これが普通なのであれば「好きな人の気持ちも理解できるが人を選ぶ味かな?」とでもしておこうか。ちなみに姫路で食べた徳島ラーメンはコレから大きく減塩した感じで万人にお勧めできるんですよね。同行者も明日の競技がどうこう抜きでスープが飲み干せないようで。

で、四国上陸後は「徳島いいとこ探し」てな話が車内でも上がる訳なんだが、やっぱ阿波踊りとすだちのニ択になっちゃう訳よ。で、幼少時~小学校低学年時まで徳島在住男子が何のスイッチが入ったのか知らないが阿波踊りへの熱い思いを吐露しはじめるのだ!小学校では阿波踊りのカリキュラムがあった、てなのは大阪ではボケツッコミの授業があるレベルなので別段なんともだが、阿波踊りの中腰厳しい姿勢での笑顔はアスリートとか女性の踊りに艶やかさを感じるてな流れまでは一般の共感を得るも、
「阿波踊り女性の”指先がエロい!”」と断言した瞬間、刹那にどん引き・・・
この空気を察したのか言い訳弁解が始まるもすでに引き返せない断絶。たぶん幼少時に阿波踊り開催期間中に性的トラウマになるよな事象があったのではと既に可哀想な人扱いである。
それにしても何故か「泡踊り」変換されるATOKに悪意を感じる。徳島産なのにね・・・

んなこんなで会場到着も暇なので参加者と共に自転車コース下見のバスツアーに。うわなにこの山岳コース!これってヒルクライムってゆー競技ぢゃないですか!調子こいて参加しなくてよかったわと安堵のため息。にしても絶景なので普通にツーリングには訪れたい気分。徳島なんでなにもないけど。

そして競技説明会にもついで参加。舞台の幕が開くと、え、え、ええー!なぜか歓迎会ムードな阿波踊り軍団が壇上にいきなりチンチキチキチキなリズムとともに小学生低学年から妙齢までが中腰イイ姿勢で踊りまくる!そして指先注視で笑いを堪えるのに必死な俺。とゆーか下半身が稼働しても頭が全然ブレないのは厳しい練習の成果に違いなく真にお見事でございました指先。トライアスロン閉会式ではパンフレットに「同じアホなら踊らにゃハドソン」の標語の記載と共に阿波踊りタイムがあるそーです。
ちなみに公民館の掲示板の自衛隊募集ポスターが妙に萌え絵な件については徳島県独自制作だそーで。

阿波踊り
エロい基準の地方格差問題に悩む俺。多様化こそが種の保存に重要。な・の・か?

近所の宿屋は去年の時点で予約一杯な盛況ぶり、そりゃウミガメしかコンテンツの無い四国の辺境海水浴場に参加者700名オーバー+家族などの同行者なんでね。というわけで1時間ほど北上した阿南のお宿にUターン。結構綺麗な駅舎なのに駅前繁華街はすでに閉店状態。10名程度が晩飯難民にしゃーなく居酒屋で。うん、確かに海産物は美味いぞ。で、帰り道に落とし物のような存在感の女性に声をかけると、新手の客引き行為的策略だったのか天然だったのかは謎だが、競技者2名と2Fスナックへ拉致られる。うん、たしかに素でクーラー効き悪くて暑いし空気も悪い。外でぺたんこ座りも納得の空調だ。その店名「エロス」・・・確定申告の呼び出し時に赤面な店名だな。入店時のお約束1杯500円を誠実に守る庶民派イイ店だった。何故かそばの出前を取らされたが。ちなみにココでの「徳島ってなにがあるん?」インタビューには「なにもないなー」と断言されちゃうも、蕎麦の実を味噌汁に入れるのが絶品!この辺では普通にスーパーマーケットで購入できるんよ。てな情報にテレビのケンミンショー情報も結構信憑性あるんよなと関心。でもコレはあくまでも家庭料理なんでこのメニューだすよな店は無いそーな。龍野にそうめん料理屋がほぼ無いようなもんか。ちなみにソーメンを干す際に折り返しになり商品には使用されないU字形状の部分を「バチ」と称したものが龍野では普通に販売されています。コレも味噌汁の具にするそーですよってに。

そんなこんなで翌朝。暇。まれに出るお日様に体力を削られる。ハーフとはいえトライアスロン。屈強なベテラン戦士たちが凌ぎを削るのかと思いきや、海で実施のスイムでは遠方岬の折り返し地点ではなく海岸沿いに流されていく人多数。見学してた名も知らないベテランさま(骨折で不参加)から海は潮の流れあるしクロールでは前方目標物の確認はなかなか難しいとのグット解説にて納得。たまに平泳ぎでコース確認するのがコツだそーな。そんなこんなで同行者の水泳完了を確認する。

日和佐トライアスロンのスイム
こんな感じで左側に向かって泳いでいく人多数。

暇、暑い、そしてタダ券が手元にある。エアコン完備と思われる日和佐ウミガメ博物館「カレッタ」に。
おお涼しい。そして本物のウミガメの甲羅を使用したリックサック形状のウミガメコスプレグッズが。当然背負う。子供がめっちゃ羨ましい視線を投げかけてくるのでしぶしぶ返却。無駄なウミガメ知識もモリモリ投入。ステゴザウルスの背中の謎のトゲトゲも甲羅の直系ご先祖様らしいゾ。アカウミガメとアオウミガメの稀ではあるが禁断の恋の成果物はアカアオウミガメと割と適当なネーミングだったり、南国野蛮諸島では日本では貴重なウミガメ種がガツガツ食用だったり、水槽のウミガメ子供たちはすべて水槽手前に向かって突進して泳いでたり。数年経過すると諦めて普通に水槽内泳いでたり。とりあえずココにもダライアス筺体を設置すべし。

たのしいウミガメとのひとときを終えゴール地点で佇むも、なにもする事がないのが日和佐の特徴。

うみがめさん
ロミ夫&ジュリ夫(雄雌判定屋~)

みなさん全員完走。そして車運転。
遅い昼飯は徳島なのにうどん。
さすが本場の隣だけあってこしが本物っぽい。とか書きつつ俺は香川県に行った事はない。でも、あの炊事場の水の出しっぱなし、流しっぷりは香川県が毎年水不足ってのがよくわかる本場っぷりであった。熱いぶっかけうどんにしたんだが、冷やしだったらもっと麺が締まってたのかなーと考えるとやっぱ冷やしにしとけばもっと美味かったのやも。徳島県でこだわる部分ではないけど。

淡路島SAで塩藻ソフトは塩味ソフトクリームに甘いあんこの組み合わせはグッドでした。

とくになにもない、強いて言えばウミガメと夏の二日間であった。

美人画満館
白く消された部分に観光協会的ななにかの圧力を感じる。そりゃそーか。
白消し部分復元ると「秘画わ特定ご希望者のみ」(原文ママ)
秘宝館的なのが気になる。が、今回の爽やかメンツでは行こうと言い出せない矮小な俺。

日和佐うみがめ博物館カレッタ
パンフ作成時には予期せぬ「団塊の世代」ネガチィブイメージに引きずられるウミガメの悲劇。
とゆーか命名が平成22年っておいおい60年間なんて呼ばれてたんだ?
まぁ表に出せないような卑猥珍妙ネームだったに違いない・・・

由岐伊勢エビまつり
ココは伊勢でもエビでもない。その自身の無さが神輿形状に現れた刹那。