尾道ウルヴァリン。(ウルビー編)

というわけでレイトショーでウルヴァリン。上映時間123分まったく無駄なし素晴らしい構成。取捨選択に迷い無し。それでいて深いバックグラウンドを感じさせ、続編も見たくなるにも関わらず満足感は十分という2時間尺の完璧なアクション映画でした。ただし心に響くものや人生に影響は全く無し。なんてったってアクション映画だからね。それでいい。
主要登場人物は主役のウルヴァリン含めてたった3名。ほぼフルタイムにわたってウルヴァリン出ずっぱなし、アクションしっぱなし、感傷的な部分は捲くり捲くりでも問題ない超収納術で纏め上げる。先に結論ありきの決まるアクションシーン。教科書のような映画だが、その教科書どおりに出来てた映画ってそんなにないでしょ。これが王道。
俺はウルヴァリンがどんな設定か判って見ているけど、多分初見、これが超能力者タイツ大戦としらなくて映画館の門を潜った人でも理解できる導入部、こういうSFに抵抗がある人でもあんまりワンダーを感じさせない程度のふしぎ描写に、かっこいい超人アクションで満足させたり、もう世界人類ほぼ全員楽しめる映画となっております。
でも何も残らないです。究極のアクション映画ですから。
あえて欠点を上げれば、わかり易すすぎる為に、もう一回映画館に足を運ぼうとか、DVD欲しいとか全く思わないところか。
CAPCOMはコレでやっと「ストリートファイターVSX-MEN the MOVIE」を作成できるデータがそろいましたね。全裸で正座して待ってますよ。