いつも行ってるマイカル加古川の最終上映時間が早めなんで、夕方の渋滞も含めて不可能との判断を下し、バターたっぷりポップコーンを頬張りつつの鑑賞は今回は見送りし、地元の映画館である「姫路OS松竹座」にレッツ・ラ・ゴゥしました。
姫路の飲み屋街にぽつんとある松竹座。劇場入り口の小さめな看板絵(立地条件的に見晴らしが悪いので必要十分な大きさ)の微妙な歪みが恋愛映画でも異様な迫力を感じる古い映画館。正直、場所が場所だけあって、コレまでスルーしてきた訳ですが、マッハはココでしか上映していないので諦め気分。一緒に行くS氏とかんちゃんに諜報活動してみると、「戦前の映画館」との事。雰囲気がそんなの?って問い詰めると、「いや、戦前」とやたら戦前にこだわる両氏。映画館の横の道で意識して劇場建物を観察すると、たしかに白壁にロココな様式でございました。劇場の入り口を覗き見ると、定番の物価上昇がおきていたので、ジュースを調達して入場。あ、これはビックリするほど戦前な作りの映画館でした。2階席はかんちゃんが言ったとおり不思議な角度でスクリーンと対峙します。用はスクリーンよりも2階席が異様に高いので、見下ろすようなアングルになります。今回のマッハ!とはタイ映画ということで、異世界な雰囲気が微妙にマッチしていますが、ココの映画館でSF超大作は勘弁な感じだったり。
で、マッハ!ですが、面白かったですよ。あらすじを書くのは(ネタばれと言う意味ではなくて)無粋な内容ですが、もっと臭く盛り上がれる内容に持っていける筈なのに、そう持っていかないあたりの計算の無さと、見せたい映像から逆算したような作りが好感をもてます。といいますか、主役の友達が130Rの「ホンコン」に見えて、吹き替えの声がホンコンで無いことに違和感を感じました。コレぐらいしか突込みどころがないよい映画です。
帰りにパンフレットをかんちゃんが購入。グッツに下敷きがあったので、見せてくれと頼むと、映画のチラシをパウチしたのが出てきた。この下敷きのような物は、姫路松竹座で数十年守り続けている伝統らしい。個人的にはこの姫路松竹座、かなりお気に入りポイントが高かったので、映画の内容によっては、また訪れたい気分です。
部屋の「笑っていいとも」方式掲示壁にマッハ貼って見た。