SVX原始時代(すなわち購入までの道程)
我が家にSVXがやって来たのは確か、うーんいつだっけ?
車検なしの車検受け渡しなんで、車検が10年3月17日。
それから車庫証明でごたごたしたからその2週間後ぐらいやったかな・・・
そんな事より、SVXとの運命的な出会い、
そう、忘れもしない、確か平成8年な冬、JR姫路駅北口のロータリーで
黒銀色(ブラックマイカでもS/Gでもなく何やったんやろ?)のSVXをみたんだ。
その時の感想かい?
「窓が狭いなぁ。」
でもってそれ以前、SVX縄文時代な話。
私は、自動車免許が必要ない人間なので
仕事終わってから教官にクラッチがどーやの
信号がどーやの言われるのが嫌だったので「行かない」ことにした。
「一回止まると発車出来ないことより、ほれ隣走ってるあのヤンキー、
免許くれてやると確実に暴走するぞ。あいつにやるんやったら確実に止まる俺に免許くれ」
電波は教官には届かなかったようだ。残念。
てなわけで、期限切れで1年経過・・・
でも周りが五月蝿いのでやっぱり行くことにした。
で教習所に行くと、すっかりお得意様な私に
「AT限定免許コース」なんて言う素敵な存在を私に伝授。はいわかりました。
お金払いこんで、チョロッと通い続けるが・・・
でもやっぱり行かない。事にする。
てなわけでもう1年経過。しそうな頃に教習所から電話。
「2段階まで終わったら3段階から仮入学なうんぬん・・・」
なわけで仕方がないからまた通うことにする。
何とか期限日の夕方5時までに2段階を合格。仮入学ってな感じになる。
と言うことは、半年の執行猶予みたいなもんやね。
てなわけでまた行かなくなる。
うーん考える私。どーも自転車で満足&満腹(スピード&メカ)な私にとっては、
自動車ってなモノに物欲が沸かない。
そーいや子供の頃スーパーカーブームに見た、たしか
「ランボルギーニ・カウンタック」とかいう車はいいよな、ドア上に開くし。
ってなわけでカウンタックの中古車やったら20年落ちやし安いやろう。
※ちなみに私は中流家庭に生まれ今は中流独身貴族を営むサラリーマンです。
などと甘い目論みと共に本屋へむかう。そして夢はブロゥクン・ハート。
1000万もするやん!! カウンタックって。
メガフォースバギーよりも弱そうなストラトスとやらも1000万!
アウトラン(セガのゲーム)の赤いスポーツカー(テッサロッサ)も
金髪娘が付いてないにもかかわらず700万も!
うーん、アウトランの新品筐体買えるやん、しかも2台も!
因みにアウトラン世代な私はCペダルの存在と意味を最近まで知らなかった。
しかも実車のハンドル握るまで、チェイスHQの立ってする方の
クルクルクルクルと無限に回るのがホンマもんのハンドルやと思っていた。
仕方ない。国産車にするか・・・
ってなわけで本屋の車コーナーを一望。
なんで娘が表紙の本が多いんや??
わけがわからんので一番車の本的な表紙の本(CG)を手にレジへむかう。
てなわけで研究タイム。
とりあえずATなお車。
取敢えず石鹸箱みたいな4枚扉のついた車は必要ないと思った。
何故なら車に実用性を感じないからだ。それに何よりアシにされかれない。
同じ理由からトラック&バンも要らないや。
本の内容も眺めるも意味不明な言葉、言葉。眠くなる私。
で最後、現行車価格表(ちっちゃい写真付き)のページ。ずずーいと眺める。
あっ窓がヘンな車や・・・
そう、再会である。その名は 「アルシオーネSVX」。
だが新車価格が高い事も知った。大人に成るってこう言うことなのね。
じゃ中古で購入やね。ヒヒヒ。
でもってスバルへGO計画発動。
後日、SVXの実車を見る&カタログを貰うために、日曜の昼から
スバルの姫路ディラーへ向かう。が締まってた。やる気ない店やなと思った。
前をプィ―と通ると隣はディラーの中古車屋。
あぁ、あれは、クリムゾンマイカなSVX Ver.L
ふーん、フロントは意外と普通やん。(実車をまじまじと見るのコレが初めて)
柵越しの初恋だった。
でしきりなおしで来週・・・
新車の方の窓口にて。
やっぱり実車は無いか、カタログ貰って帰ろう。
私: 「アルシオーネのカタログ下さい」
店の人:「へぇっ??、シフォン?」
私: 「ア・ル・シ・オー・ネ・S・V・X」
店の人:「カタログは無いです。それに生産中止決定しましたよ。」
私: 「えっ??」
店の人:「生・産・中・止!」
この時、私はSVXがマイナーで不人気車でも有ることを知った。
しかたがないので隣のスバル中古車屋でSVXを眺める。
おぉ、リヤはカッコイイなどと見とれているとお店の女の人に
「中も見ますか?」なんて聞かれたもんで「ハイ!」。
座ってみると教習車のジェミニやらマークUやらとは大違い。いい。
だがハンドルが小さいのが気になる・・・
「エンジンもかけてみましょうか?」私の返事も聞かずに
キーを回す。エンジンの音がしない?(注:静かなだけ)
まだ車の仕組みがわかっていない私は、吹かしもせず、
心の中で「危ないな、もぅ」などと思いながら車を降りる。
そのとき着座位置が低い事にも気がついた。
そう、この車は降りる時に「どっこいしょ」って掛け声が必要だ。
その後ギミックを確認、窓ガラスやらトランクスルーやらを。
個人的にメカは可変しなきゃいかんと思っているので、
SVXがリトラクタブルなヘッドライトだったら・・・
とかは最近でもたまに思ってしまう。が思いなおす。不便そうやし。
その後室内で談話、やっぱりカタログは無いそうで
唯一あるのが持ち出し禁止なS40U?のカタログ(ぺラ紙)を
見せてもらい堪能する。この時、買うなら屋根が黒い方がいいと心に誓う。
こののち私は何を勘違いしたかカーマガジン毎月購入と言う義務を宿命ずけ、
ヘンなエンスーもどきな道へと進むのだった。
うーん取敢えず俺がイカス車ってのはジャンルにするとGTってなやつと判明。
日本車やとSVX、ユーノスコスモ、それにフェアレディZってなところか・・・
ちょい古めだが、ピアッツアと117クーペはいいねえ。
免許取りたて1台目に小さくて安いピアッツアってのはかなり現実的やしね。
それと個人的にシトロエンXMってな車がかなり気になる・・・
んな感じで日々をすごすのであった。
スバリスト?出現。(ギガンデス調で)
高校時代の友人とサバイバルゲームをやりに大阪に行ったんだが、
面子に知らない人が、どうやら高校のクラブの後輩らしい。
で昼飯どきに免許の話になって・・・
友人:「車なに買うん?」
私 :「アルシオーネ。たぶんやけどな」
後輩:「えーーーーーっ!SVXですかぁーーー?」
私 :「お・・・おぅよ」
後輩氏はSVXマニヤだった。って言うか車全般好きな方。
彼のSVXの話は長い。とにかく長かった。要約するによい車らしいぞSVXって。
頑丈で壊れなくてハイテクで・・・(オイオイ)
そりゃ後輩氏の好きなマセラッティよりもこわれんかもしれんのだがが・・・
とにかくココでヘンな自信をつけた私は、周囲の反対意見をものともせず
突っ走るのであった。いろいろと。あっちやらこっちやら。
続く・・・んで続きの、「SVX石器時代」へ飛ぶ人は此方へ。